講師ブログ

2021/09/22

2021年発表会

8月8日に千葉市文化センターにて

発表会を開催しました。

これまではチャリティコンサートを

発表の場としてしてきていましたが、

今回は初めて

単独での発表会を行いました。

コロナ禍の発表会ということで、

直前まで

可能な限りの対策をと

試行錯誤を繰り返し、

生徒保護者の皆様や

スタッフの方々のご協力を頂き

何とか無事に開催することが出来ました。

発表会が近付くにつれ

感染状況が深刻化していたので

悩む点が非常に多かったですが、

子供達の

「発表会楽しみ!!」という思いと

「やるぞー!!」という熱意に

私自身、かなり励まされました。

 

 

発表会に向けての作品選びや

衣裳選び、作品作りは

時間をかけ

ひとつひとつ丁寧に行いました。

今回は

年少クラス1作品(8名)

年中クラス2作品(各5名ずつ)

年長クラス2作品(5〜6名ずつ)

初級クラス3作品(5〜6名ずつ)

中級上級クラスは各ソロ作品

で構成しました。

発表会の作品練習では

一定の動きを繰り返すことになるので、

それぞれの作品には、

それぞれの年代で

習得して欲しいステップを入れて

作品を作りました。

少し難しい挑戦のステップも入れて。

そのおかげで

発表会が終わる頃には皆

最初出来なかったものが

目に見えて出来るようになりました。

衣裳はどれも

「とにかく可愛いもの」

「子供達に着せたいもの」

を基準に選びました。

また、作品の音楽は、

幼児クラスは

自然に楽しくなるような

誰もが耳にしたことのある

ディズニーの曲を、

小学生以上は

バレエ作品の中で

よく聴く有名な曲を、

選曲しました。

 

発表会の練習が始まってから、

定期的に練習の様子を動画に撮り

保護者の方とラインで共有するようにしました。

そうすることで、

保護者の方に練習の様子を把握して頂き、

おうちでの確認にも役立てて頂きました。

 

発表会の約2ヶ月前に

プログラムのための写真撮影を

スタジオにて行いました。

プロのカメラマンの方が

顔写真用に照明類をセットして

撮影してくれて、

子供達の発表会に向けて

「やるぞー!」という士気が

高まってくれたら良いなと思いました。

 

発表会の2週間前に

舞台にてリハーサルを行いました。

場当たりと

舞台上での踊りの練習と。

朝9:00から夕方5:00まで

会場を借りていましたが、

結構あっという間に時間が経ちました。

舞台リハでは

初めて舞台に上がる生徒さんも多く、

緊張しつつ、興奮していて、

皆とっても楽しそうでした。

 

そして

8月8日の発表会を迎えました。

クラス毎に分散集合とし、

年齢の大きい子から順番に身支度を整えていきました。

メイク係は

消毒とゴーグル使用、

メイク用品が使いまわしにならないよう

徹底した管理と打ち合わせを行いました。

 

開演は14時。

今回はコロナ対策で、客席の半分の使用だったため、

生徒さん一人当たりの客席への招待人数に

制限を設けなくてはならなかったり、

観客の方には万が一の時の為に

連絡先記入用紙を提出して頂いたり、

細部まで感染対策にご協力頂きました。

 

本番中、私は下手の袖で

子供達の踊りを見守っていました。

子供達の堂々とした姿が

眩しくて、感動しました。

 

 

発表会の幕開きは、

全員でのオープニングで

各クラス毎に客席に向かって行進してお辞儀をしていき、

その後、

各クラス毎の作品の披露。

間に15分の休憩を入れた2部制で、

最後は全員でのフィナーレ。

 

フィナーレは舞台上と舞台袖が密になりやすいことが心配で

当初の構成から変更をし、形を変えました。

他に舞台での感染対策としては

舞台袖に大量の不織布マスクを用意しておき、

出る直前にマスクを外して捨て

踊り終わって袖に戻ってきたら

すぐに新しいマスクを付ける

を繰り返しました。

 

発表会を終えた時には

不思議とあまり疲労を感じませんでした。

発表会後すぐに

夜のうちにスタジオにて

衣裳を広げて干し、

翌朝、箱詰めをして

衣裳会社さんに返却の作業をしました。

発表会後に

舞台でやりきった子供達の衣裳を

スタジオに広げてある光景がいつも

私はすごく好きで

ついつい写真に撮ってしまいます。

 

コロナ禍で

様々な点で通常通りとはいかないことが多く

大変なことも多々ありましたが、

今回発表会が開催出来て本当に良かったです。

子供達は、

発表会後のレッスンで会った時に

レッスンへの取り組み方がぐんと良くなっていて、

出来なかったステップが出来るようになっていて、

まさに「成長」を感じさせてくれました。

保護者の方々からは、

温かいメッセージを多く頂きました。

子供達がやる気になってくれて、

これ以上嬉しいことはありません。

これから、バレエを通して

もっともっと成長していってもらえるように

色々な方法を考えていきたいと思います。