講師ブログ

2018/07/18

東京バレエ団 白鳥の湖

6月29日、東京バレエ団の白鳥の湖の全幕公演を観に行きました。

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主役のオデット/オディールは、上野水香ちゃん。東京バレエ団に移籍される前の、牧阿佐美バレエ団の先輩で、私がまだバレエ団に入団したての頃に、同じ舞台に立たせて頂いていました。小学生の頃からAMステューデンツのクラスでも大先輩で、小さい頃から素晴らしい存在で、ローザンヌ国際バレエコンクールでスカラシップを獲得して留学され、世界的なバレエダンサーの方です。

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今回見たブルメイステル版の白鳥全幕は、今まで自分が牧阿佐美バレヱ団で出演していたテリー版とは、演出や振付、音楽構成などが大きく異なっていて、それもまた楽しめました。特に大きく違ったのが、第三幕で、各国の姫君以外が皆、ロットバルトの手下という設定。また、一番最初にオデットが人間から白鳥に姿を変えられるところや、最後に白鳥から人間に戻るシーンも。

水香ちゃんのオデットはとっても切なく、オディールは非常にかっこよく、本当に美しかったです。感動しました。

白鳥の湖はやはりとても良いです。音楽も大好きです。とは言っても、自分が舞台で踊っている時、白鳥の湖は「好き」というより「大変」なものでした。第二幕のコールドバレエの出の音を聴くと、一気に緊張が高まります。薄暗い舞台に出て行くのはやはり恐かった。ですが、白鳥の一体感や、第四幕の本当に自分が白鳥達の一部になったような感覚は、素晴らしいものだったなーと思い出します。第三幕では、色々踊らせて頂きました。スパニッシュ、チャルダッシュ、マズルカ、各国の姫君、それにオデットの影(水香ちゃんの!)。

終演後には、水香ちゃんにお会いすることも出来ました。

舞台鑑賞、これからも沢山していきたいと思います。生徒も生の舞台を観て、俄然やる気を出したようです。

バレエを習っている方、バレエに興味のある方、是非、生の舞台を鑑賞されることをお勧めします!!